大学を出て、結婚してからはお金が自由になったので、乗った乗った。新婚旅行などは船に乗るためのようなもの。大阪天保山桟橋−多度津、関西汽船「舞子丸」。松山―広島宇品、瀬戸内海汽船「第十一束像丸」。宇品−宮島、瀬戸内海汽船「つるみ」といった具合である。夕暮れの音戸の瀬戸は二度と見られなかった美しさだった(音戸大橋がかかって情緒がなくなってしまったから)。東京に転勤してまず夫婦で出かけたのが、伊豆大島。
船好きの人生(社会人になってから)... の続きを読む
一二〇〇年をゆうに超える、長い歴史を持つ京都には様々な歴史的事実があり、ある程度、その事実を知ることは大事ではあるのだろうけれど、それさえ知れば「京都の文化を理解した」と認定するのは早計に過ぎると僕は思う。寧ろ、こうした史実に表れない事象、言い換えれば、長い歴史の中で京都人が身につけてきた智恵、育んできた慣わしにこそ、学ぶべき真の京都文化があるのではないだろうか。そしてそれは、ペーパーテストで理解
智恵と慣わしを身体で学ぼう... の続きを読む
嵯峨野・嵐山界隈、紅葉の時季のみならず、四季を問わず観光客の姿が絶えることのない、京都屈指の観光地ゆえ混雑は必至である。とはいえ、平安王朝の空気を今に残す名刹が目白押しの界隈、避けて通るにはあまりに惜しい。人の流れに逆らい、少しでもひっそりと秘めやかな古典文学の香りを感じ取りたいもの。駅が重なり、観光バスの駐車場が集中する渡月橋界隈が何といっても一番の混雑所。多くが辿る「嵐山・渡月橋からの嵯峨野散
逆行プランが正解... の続きを読む
スローに裏道を探して走るサイクリングでは、情報の収集量がまた一段レベルアップするために、それを地図に落とし込んで、多くの人が理解できるレベルに仕立てるには至難を極める。つまり、はっきり言ってしまうと、「スローサイクリングにガイドマップはほとんど存在しない」ということになる。もちろん作るのが不可能と言っているのではないけれど、一定品質に達したものを作ろうとしたなら、相当に大変なことは間違いない。むし
スローサイクリングにガイドマップはほとんど存在しな... の続きを読む
川沿いをさらに進むと、少し行ったところの右手に神社があったので、ちょっとお参りするために休憩。久しぶりに土の見える場所だ。ノートンミニペロ、プジョーパシフィック、UKブロンプトンの小径小隊が思い思いに駐輪する。ノートンとパシフィックはスタンドがないので、適当に立てかけ。UKブロンプトンもスタンドはないが、自転車を持ち上げると、後ろ半分、リアアクスル全体が上下逆転して荷台が逆に自転車を支える台座の役
右手に神社があった... の続きを読む
2万5000分の1の地形図ならば、場合にもよるが、野中の一軒家まで識別できる場合がある。その中で、水田の記号に注目してみると、水田がたくさん広がっているところというのは、平地に近い形状をしていることが多いのに気づく。まあ中には山中の棚田というケースもあるけれど、それは例外だ。田んぼは水を引く必要があるから、極端な傾斜地には通常は作らない。そのような水田の周りに、ぽつぽつと集落があって、その集落の近
第2の自然、「農」の風景... の続きを読む
母親が旅行好きなこともあって、子どもの頃から夏休みには毎年旅行に出かけていました。南の島で海を満喫した旅もあったし、テーマパークをメインにした旅も企画しました。年齢が上がるにつれて夏休みになってもそれぞれのスケジュールがあり、家族全員が揃って旅行する機会も減っていきました。そんな中、姉の結婚が決まって最後の家族旅行かもしれないと出かけた海外が、やはり一番の思い出ですね。家ではそれぞれの部屋があって
家族旅行はいくつになっても楽しいものです... の続きを読む
夫婦や友だち同士で旅行に行けば簡単にできるようなことでも、子連れの家族旅行だとできないことが結構あります。まずは温泉に入るにしても、温泉地によってはお湯の温度がかなり高い場所もあり、子どもには熱すぎることも。現地で美術館に入ったり、喫茶店で休憩したりといったことも、なかなかむつかしいですね。かといって、毎回子ども向けのレジャー施設ばかりでは飽きるので、うちは一日目の夜だけ大人向けに計画を立てていま
子連れで家族旅行を楽しむコツ... の続きを読む
3年前、スイスへ海外旅行に行きました。初めてのひとり旅です。ひとり旅といっても、留学中の友人に会うのが目的だったので、ひとり旅とはいえないかもしれませんが、ツアーにも参加せず、個人でチケットを購入。私にしてみれば、立派なひとり旅です。特に不安だったのが、ドイツでの乗り継ぎでした。直行便なら、座っていれば着くので安心ですが、乗り継ぎの場合は乗り継ぎゲートまで移動して、時間通りに飛行機に乗らなければ、
スイスへ一人で海外旅行... の続きを読む